家電となると、1万円程度のものから、10万円を超えるものまで様々です。
真夏は欠かせない、「ハンディーファン(手持ち扇風機)」日本でハンディーファンが広く普及したのは、2010年代後半、特に2018年夏の記録的な酷暑が大きなきっかけでした。この時期、各メーカーからデザインや機能が豊富なモデルが多数登場し、SNSを通じて「#ハンディーファン」などのハッシュタグで情報が拡散。街中で多くの人が使用するようになり、一気に夏の定番アイテムとしての地位を確立しました。もはや夏の風物詩とも言える存在になっています。
あれこんな早くに故障する??といった疑問や、長期間使って機能が以前よりも落ちてしまったり、買う前にどのくらいの寿命が長持ちするのか知りたい!とお困りの方。ページをご覧いただきありがとうございます。
「ハンディーファン」の寿命・耐用年数はどのくらい?
ハンディーファンの寿命は、一般的な扇風機と比べて短めです。
目安としては、以下のようになります。
平均寿命:約1~3年
寿命を左右する主な要因
- バッテリーの充放電回数:
- 多くのハンディーファンで使われているリチウムイオン電池は、約300~500回の充放電が可能と言われています。この回数を超えると、バッテリーの持ちが悪くなったり、充電ができなくなったりします。
- 毎日長時間使用したり、頻繁に充電を繰り返したりすると、バッテリーの劣化が早まります。
- 使用頻度と時間:
- 毎日長時間使う場合と、夏の数ヶ月だけ短時間使う場合では、当然ながら後者の方が長く持ちます。
- モーターの摩耗なども、使用時間と比例して進行します。
- 保管方法:
- 高温多湿な場所、直射日光の当たる場所、車内などに放置すると、バッテリーが劣化しやすくなります。
- バッテリー残量が**0%のまま長期間放置(過放電)**すると、充電できなくなるなど、バッテリーの寿命を縮めます。
- 理想的な保管時のバッテリー残量は20%~80%程度と言われています。数ヶ月に一度は充電して、適度な残量を保つのが良いとされています。
- 衝撃:
- 落下などの強い衝撃は、バッテリーや内部の部品に損傷を与え、故障の原因となることがあります。
- お手入れ:
- 羽根やガードにホコリがたまると、風量が落ちたり、モーターに負荷がかかったりして、故障の原因になることがあります。定期的な清掃も重要です。
「ハンディーファン」が爆発・火災!?原因はなに?
ニュースでも話題になるハンディーファンの爆発や発火、火災!! いつ自分の身に起きるかわからないので怖いですよね。
ハンディーファンの爆発や発火の主な原因は、内蔵されているリチウムイオン電池の異常にあります。リチウムイオン電池は高性能で小型化に適していますが、取り扱いを誤ると発熱・発火・爆発のリスクがあります。
具体的な原因としては、以下の点が挙げられます。
- 物理的な衝撃(落下・圧迫など)
- ハンディーファンを落としたり、ぶつけたり、踏みつけたりすることで、内部のリチウムイオン電池が変形したり、損傷したりすることがあります。
- 電池内部がショートすることで異常発熱し、発火や爆発につながります。NITE(製品評価技術基盤機構)の実験でも、落下後の充電で爆発する事例が報告されています。
- 高温環境での放置
- リチウムイオン電池は、高温に非常に弱いです。許容周囲温度(一般的に45℃程度)を超える環境に放置すると、電池が劣化したり、安全装置が故障したりして、発火や爆発が起きやすくなります。
- 特に、**炎天下の車内(ダッシュボードなど)**は60℃以上になることもあり、非常に危険です。直射日光の当たる場所や、熱がこもりやすいカバンの中なども注意が必要です。
- 過充電・過放電
- 過充電: 100%充電された後も充電し続けると、電池に過度な負荷がかかり、異常発熱や発火の原因となることがあります。粗悪な充電器の使用や、安全装置が不十分な製品で発生しやすいです。
- 過放電: 電池残量が0%のまま長期間放置すると、電池が劣化し、次に充電した際に異常発熱や発火につながるリスクがあります。
- 粗悪品や模倣品の使用
- 安価な製品の中には、安全基準を満たしていない粗悪なリチウムイオン電池や、過充電・過電流を防ぐ保護回路が十分に機能しない製品があります。
- これらは通常の使用でも発火・爆発のリスクが高まります。
- 水濡れ・ショート
- 水没させたり、飲み物をこぼしたりして内部に水分が入ると、ショートして発熱・発火する可能性があります。
- 経年劣化
- 長期間使用することで、リチウムイオン電池は徐々に劣化します。劣化が進むと、内部抵抗が増加したり、電解液が分解したりして、異常発熱のリスクが高まります。
爆発や発火の兆候
以下のような兆候が見られた場合は、直ちに使用を中止し、安全な場所に保管して、適切な方法で廃棄してください。
- 充電中に異常に熱くなる
- 異臭がする
- 本体やバッテリーが膨張している
- 異音がする
- 充電ができない、またはすぐに切れる
ハンディーファンを買う時のポイントは??
ハンディーファン購入でよく聞かれる失敗は、主に**「思っていたより風が弱い」「バッテリーがすぐ切れる」「重くて持ち運びが不便」**の3つです。
「風が弱い」は、見た目だけで選んでしまい、実際使ったら涼しさを感じられないケース。特に安価な製品はモーターが弱く、がっかりすることも。
次に「バッテリーがすぐ切れる」は、商品説明の最大稼働時間だけを見て、実際は常に強風で使うとすぐに充電切れになるパターンです。外出先で肝心な時に使えないと困りますよね。
最後に「重い・大きい」は、軽量コンパクトさを重視せず購入した結果、カバンの中でかさばったり、長時間手に持つのが苦痛になったりする事例です。
1. 持ち運びやすさ(サイズ・重さ・形状)
- 手持ちタイプ: 最も一般的な形状。手に持って使うことが前提なので、軽さ(200g以下が目安)と握りやすさが重要です。
- 卓上タイプ(スタンド付き): デスクワークや自宅で使うことが多いなら、スタンド付きで卓上扇風機としても使えるものが便利です。安定感も確認しましょう。
- 首掛け・ストラップ付きタイプ: 両手を空けたい場合(通勤、アウトドア、フェスなど)に便利です。首への負担を考慮し、軽さを重視しましょう。
- クリップ・カラビナ付きタイプ: ベビーカーやリュックなど、様々な場所に取り付けて使いたい場合に重宝します。
- 折りたたみ式: コンパクトに収納できるため、カバンの中での場所を取らず、持ち運びに便利です。
2. 風量・風力
- 風量調節機能: 弱・中・強など、複数段階で風量調節ができると、使用シーンに合わせて使い分けができて便利です。
- モーターの種類: DCモーター搭載モデルは、ACモーターよりも静音性が高く、細かな風量調節が可能な傾向があります。
- ファンの直径: 直径が大きいほど、広範囲に風を送れる傾向があります。パワフルな風を求めるなら、ファンの直径が8cm以上あるものがおすすめです。
- 冷却プレート付き: 送風に加えて、冷却プレートで肌を直接冷やすことで、より涼しさを感じられるタイプもあります。
3. バッテリーの持ちと充電方法
- 稼働時間: どのくらいの時間連続で使用したいかによって、必要な稼働時間が変わります。通勤・通学なら3時間程度、長時間外出なら5時間以上を目安にしましょう。
- バッテリー容量(mAh): 容量が大きいほど長く使えます。一般的に2000mAh以上あると安心です。
- 充電方式: 現在はUSB充電(Type-Cが多い)が主流です。モバイルバッテリーからも充電できるものが便利です。充電時間も確認しておきましょう。
- モバイルバッテリー機能: ハンディーファン自体がモバイルバッテリーとしてスマホなどを充電できる機能があると、荷物を減らせて便利です。
4. 静音性
- オフィスや電車内など、周囲に配慮が必要な場所で使う場合は、静音性の高いモデルを選びましょう。
- 「静音設計」と明記されているものや、デシベル(dB)表示がある場合は、40dB以下が比較的静かとされています。
5. お手入れのしやすさ
- ガードが取り外せて羽根の掃除ができるタイプは、衛生的に長く使えます。ホコリがたまりやすいので、お手入れのしやすさも重要です。
6. その他の機能・付加価値
- アロマ機能: アロマパッドをセットして、涼しい風と共に香りを楽しめるタイプ。
- LEDライト: 夜間でも使える簡易的なライト機能。
- タイマー機能: 寝る時などに便利なオフタイマー。
- デザイン・カラー: ファッションや好みに合わせて、デザインやカラーで選ぶのも良いでしょう。
これらのポイントを参考に、ご自身のライフスタイルや使い方に合ったハンディーファンを選んでみてください。
最後にごあいさつ
日々使う物は寿命や買い替え時期を確認し、可能な限り長持ちさせて使いたいですね。
このページがあなたのお役に立てていれば嬉しいです。最後までページをご覧いただきありがとうございました。
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