たくさん練習していると、気が付けばラバーが傷んでいるといこともありますよね。
豆知識ですが、卓球の一番長いラリーは 2017年のカタールオープンの試合で、日本人選手の佐藤瞳選手が記録した766回のラリーが世界最長記録です。
日々使う「卓球ラケットラバー」、あれこんな早くに故障する??といった疑問や、長期間使って機能が以前よりも落ちてしまったり、買う前にどのくらいの寿命が長持ちするのか知りたい!とお困りの方。ページをご覧いただきありがとうございます。
「卓球ラバー」の寿命・交換時期はどのくらい?
卓球ラバーの寿命は、使用頻度やプレイスタイル、ラバーの種類、保管方法などによって大きく異なりますが、一般的には3ヶ月~半年と言われています。使用時間80時間が目安になるともいわれています。
以下の表はあくまでも目安ですが、参考にしてみてください。
練習時間 | 交換時期の目安 |
週1回程度 | 3ヶ月~半年 |
週2~3回 | 2~3ヶ月 |
週4回以上 | 1~2ヶ月 |
プロ選手 | 1週間~1ヶ月 |
「卓球ラバー」の張り替え時期や目安は?
ラバーの張り替え時期の目安についてまとめました。
張り替え時期のサイン
- グリップ力が低下: ボールが滑ってしまい、コントロールが安定しない。
- 回転がかかりにくい: ドライブやスマッシュの回転量が減る。
- 弾みが悪くなる: ボールが思ったように飛ばなくなる。
- 表面が剥がれる: ラバーの表面が剥がれて、スポンジが露出する。
- 変色する: ラバーの色が変色したり、黄ばんだりする。
張り替え時期を判断するポイント
- グリップ力: ボールを握った時の感触が以前と比べて変化していないか。
- 回転量: ドライブやスマッシュの回転量が減っていないか。
- 弾み: ボールが思ったように飛んでいるか。
- 音: 打球音が変わっていないか。
- 見た目: ラバーの表面に傷や剥がれはないか。
「卓球ラバー」を長持ちさせる方法やコツは
卓球ラバーの寿命を延ばすためには、適切な手入れと保管が重要です。具体的な方法をいくつかご紹介します。
使用後の手入れ
- 汗を拭き取る: プレイ後、ラバーに付着した汗を乾いた柔らかい布で丁寧に拭き取りましょう。汗はラバーの劣化を早める原因になります。
- 汚れ落とし: ラバークリーナーなどを使って、ラバー表面の汚れを落としましょう。汚れが付着したまま放置すると、ラバーの寿命を縮めてしまいます。
- 乾燥させる: 風通しの良い場所で、直射日光を避けて乾燥させましょう。
保管方法
- ラケットケースの使用: ラバーケースに入れることで、ホコリや汚れから守り、寿命を延ばすことができます。
- 温度・湿度の管理: 直射日光や高温多湿な場所は避け、温度・湿度の低い場所で保管しましょう。
- 重ね置きを避ける: ラバー同士を重ねて保管すると、変形したり、性能が低下したりする可能性があります。
- ローテーション: 複数のラバーをローテーションして使用することで、1つのラバーにかかる負担を減らすことができます。
- 保護フィルム: ラバーに保護フィルムを貼ることで、表面の摩耗を防ぎ、寿命を延ばすことができます。
ラバーの寿命を縮める原因
- 激しいドライブやスマッシュ: ラバーの表面が削れて、グリップ力が低下したり、回転がかかりにくくなります。
- スピン重視のプレイ: 裏ソフトラバーなど、スピンをかけるために柔らかいラバーを使用している場合、特に消耗が早くなります。
- 不適切な保管: 直射日光や高温多湿な場所に保管すると、ラバーが硬くなったり、変形したりすることがあります。
「卓球ラバー」の種類とそれぞれの特徴
卓球ラバーは、大きく分けて4つの種類があります。それぞれのラバーには特徴があり、プレースタイルに合わせて選ぶことが大切です。
1. 裏ソフトラバー
最も一般的なラバーで、高い回転性能とコントロール性を兼ね備えています。ドライブやスマッシュなど、攻撃的なプレーを得意とする選手に人気です。
- 特徴:
- 高い回転性能
- コントロール性が高い
- スピードも出せる
- 種類:
- ハイテンション裏ソフト: 弾みが強く、スピード重視
- 粘着性裏ソフト: グリップ力が高く、回転をかけやすい
2. 表ソフトラバー
ボールとの接触時間が短く、球離れが速いのが特徴です。相手の回転の影響を受けにくいため、ブロックやカウンター攻撃を得意とする選手に適しています。
- 特徴:
- 球離れが速い
- 相手の回転の影響を受けにくい
- ブロックやカウンター攻撃に強い
- 種類:
- ハイテンション表ソフト: 弾みが強く、スピード重視
- ラージ用表ソフト: ラージボール用に設計されたラバー
3. 粒高ラバー
ラバー表面に粒が付いているのが特徴で、相手の回転を変化させたり、無回転のボールを打ったりすることができます。カットマンと呼ばれる守備的な選手がよく使用します。
- 特徴:
- 相手の回転を変化させる
- 無回転のボールを打てる
- 守備的なプレーに適している
- 種類:
- 長い粒: 回転の変化が大きい
- 短い粒: スピードが出る
4. アンチラバー
ラバー表面が滑りやすく、ボールとの摩擦が少ないため、回転をかけにくいボールを打つことができます。相手の攻撃を崩したり、奇襲をかけたりするのに有効です。
特徴:
- 回転をかけにくい
- 相手を翻弄できる
- ニッチなプレースタイルに特化
ラバーを選ぶ際のポイント
- プレースタイル: 攻撃型、守備型、オールラウンド型など、自分のプレースタイルに合ったラバーを選びましょう。
- スピン量: 回転量を重視する場合は、裏ソフトラバーがおすすめです。
- スピード: 速い球を打ちたい場合は、ハイテンション系のラバーがおすすめです。
- コントロール性: コントロール性を重視する場合は、粘着性のあるラバーや、粒高ラバーがおすすめです。
ラバーを張り替える方法
ラバー貼り替えに必要なもの
- 新しいラバー
- 接着剤 (卓球用接着剤がおすすめです)
- ハサミ
- 定規
- タオル
- フリーチャック (なくても代用可能)
- 保護シート (ラバーに付属していることが多い)
貼り替え手順
古いラバーの剥がし:
- ラケットから古いラバーを慎重に剥がします。
- 無理に剥がすと木目が剥がれる可能性があるので、ゆっくりと剥がしましょう。
- 残った接着剤は、タオルなどで丁寧に拭き取りましょう。
ラケットの掃除:
- ラケット表面の汚れをきれいに拭き取りましょう。
ラバーのカット:
- ラケットのサイズに合わせて、新しいラバーをカットします。
- ラケットの形状に合わせて、少し大きめにカットしておくと、後で調整しやすいです。
保護シートの貼り付け:
- 新しいラバーに保護シートを貼り付けます。
- 空気が入らないように、丁寧に貼り付けましょう。
接着剤の塗布:
- ラケットとラバーの接着面に、薄く均一に接着剤を塗ります。
- 接着剤の量が多すぎると、はみ出てしまい、後々剥がれやすくなる原因になります。
ラバーの貼り付け:
- 接着剤を塗ったラケットに、カットしたラバーをゆっくりと貼り付けます。
- 空気が入らないように、中央から外に向かって空気を押し出すようにしながら、しっかりと貼り付けましょう。
- フリーチャックを使うと、よりきれいに貼り付けることができます。
重しで固定:
- ラケットの上に重しをのせ、数時間以上置いてしっかりと接着させます。
接着剤は、換気のよい場所で使用し、目に入らないように注意しましょう。
ラバーを貼り替える際は、焦らずゆっくりと作業を行いましょう。
初めての方は、卓球専門店などでアドバイスを受けることをおすすめします
最後にごあいさつ
日々使う物は寿命や買い替え時期を確認し、可能な限り長持ちさせて使いたいですね。
このページがあなたのお役に立てていれば嬉しいです。最後までページをご覧いただきありがとうございました。
他にもこんなページがあるよ↓↓
内部リンク①
内部リンク②
明らかに寿命が短すぎる!不良品だけど対応してくれないという方はコチラ